2020年6月30日、UUUMが誹謗中傷対策の新たな方針を発表した。専門チームを設置し、誹謗中傷および攻撃的投稿への対策をより強固なものにするという。その一環としてTwitterの専用アカウントによる警告リプライが開始されることになったが、残念ながら今のところ反応は薄いようだ。
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警告リプライを送るも、大半が削除に応じず
先日、UUUMから発表された誹謗中傷よび攻撃的投稿対策の新方針の一つに「誹謗中傷、攻撃的投稿の発信者に対し、SNS上でUUUMより直接コンタクト」というものがある。
参考文献:UUUM、クリエイターを守るための、誹謗中傷および攻撃的投稿対策専門チームを設置
対策チームの専用アカウントを立ち上げ、問題があると判断した投稿に対して警告リプライを送っているようだ。
以下の画像が、その一部をスクショしたものである。
▼UUUMによる警告リプライの様子
専用アカウントのリプライ欄をチェックしてみると、既にいくつかの警告リプライを送っていることが確認できる。小中学生が書き込んでいるようなわかりやすい投稿11件に警告を送っているが、現状で削除に応じたとみられるのは1件のみだった。
中には反発するアカウントもあった。
2017年の投稿に対しても警告リプライ?
警告リプライが送られた書き込みの中には2017年の投稿もある。
当該アカウントを確認してみると、あまり使われている様子がなく、おそらく警告されていることに気づいていないと思われる。そもそも2017年の書き込みに今更警告を送っても、むしろデメリットのほうが大きいような気もするが、UUUMも手探りで対応しているといったところだろうか。
UUUMが発表した新方針では、「各SNSプラットフォームのポリシー違反にあたるものや、弁護士との協議により法的根拠付けのできるものについて、投稿削除依頼を行います」とある。
アカウントが凍結に追い込まれたりすれば、警告リプライによって削除に応じるユーザーも増えるかもしれないが、それはそれで茨の道のようにも思える。
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