ジョーブログがアカウントBAN寸前らしい なぜジョーブログはアカBANの危機を自ら告白したのか

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国内外のアングラなスポットを巡る動画で男性視聴者に人気の高い有名YouTuberジョーブログ。そんなジョーブログのメインチャンネルがアカウントBANの危機に陥っている。すでにストライクが2個付いている状態でかなり苦しい状況のようだ。

 

 

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ストライクが2個付いていることを報告するジョーブログ

 

2019年6月24日、ジョーブログのサブチャンネルに『【大ピンチ!】動画が上げれなくなりました。』という動画が投稿された。

 

▼アカBANの危機に瀕していることを報告する動画

 

ジョーブログが投稿した動画の内容を要約すると「フィリピン国営の闘鶏を見に行った動画がBANされた。これでストライク2個目。あと一回BANされたらチャンネルが消える」というものだ。

現在のYouTubeでは、90日間に1回BANされた時点で動画投稿が一週間禁止され、更に同じ期間に2回目のBANを受けると動画投稿が二週間できなくなる。

YouTubeはスリーストライク制のため、最初のBANから90日以内に3回目のBANになってしまうとアカウントが停止されてしまう。これがいわゆるアカBANである。

アカBANされてしまうと、チャンネルと動画すべてが強制的に消されることとなる。(参照:コミュニティガイドラインの違反警告に関する基礎知識 YouTubeヘルプより 2019年7月5日時点)

ジョーブログの場合、既に2個目のBANなので二週間動画投稿ができず、サブチャンネルでの報告となった形だ。

 

闘鶏はYouTubeが名指しする違反コンテンツだった

 

ジョーブログがアカウントBANの危機に晒される直接のきっかけとなった闘鶏だが、YouTubeヘルプを確認してみると、暴力的なコンテンツとしてわざわざ明示されている禁止コンテンツだった。

 

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(YouTubeヘルプより抜粋)

 

YouTubeでは、禁止コンテンツの具体的なイメージがしやすいように代表的な禁止事例を明示してくれることがあるのだが、まさにその一つとして闘鶏が記載されていたわけである。

ジョーブログは「(取り上げた闘鶏は)フィリピン国営の合法なもの」であり、フィリピンの文化の一つという認識で大丈夫だと判断したようだが、YouTube運営の裁定は残念ながらアウトだった。

もっとも、YouTubeの判断にもブレがあり、YouTube上にはジョーブログと同じくフィリピン国営の闘鶏を取り上げたものが今でも確認でき、年齢制限を課されているものもあるが、中には制限が課されていないものさえある。そういう意味では今回のジョーブログは少し運が悪いのかもしれない。

 

アカBANの危機は8月初旬までか

 

ところで、ジョーブログはいつまでアカウントBANの危機に震えていなければならないのだろうか。

前述したように、現在のYouTubeでは90日間に3回BANされるとアカウントが停止されることになっている。そこで重要になってくるのが最初にBANされた日付である。

ジョーブログ本人のツイッターを確認してみると、2019年5月7日に投稿した動画が即日で削除されてしまったという旨のツイートがある。つまり単純に計算して、1個目のストライクが消えるのは8月初旬ということになる。

ジョーブログ自身が動画内で触れていたが、YouTuberにとって夏とはまさに稼ぎ時の一つである。ジョーブログにとっては、かなりの痛手だろう。

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アカBANの危機は本来隠しておいたほうがいい

 

こうしてBANに関する記事をまとめておきながら何だが、多くの場合、YouTuberは自身のBAN回数・ステータス状況を無闇に公開しないほうが無難である。

なぜなら、どのYouTuberにも「アンチ」と呼ばれる視聴者がおり、普段のアンチは批判コメントや悪口をネット上に書き込むぐらいで我慢しているはずだが、マークしているYouTuberがアカBANの危機に瀕していると聞いたらどうするだろう。

中にはアカウントをBANさせようと、躍起になって他の危うそうな動画に違反報告を試してみるユーザーが出てきてもおかしくない。

ジョーブログは最近、渋谷のスクランブル交差点にベッドを置いて交通を妨げたとして道路交通法違反で略式起訴されているが、これも本来なら放置の案件だった。結果的に警察の厄介になり、NHKにまで事件が報道されることになったのは、ジョーブログのアンチたちが精力的に活動した結果なのだ。

アカBANが現実的になった今、アンチ的な視聴者はこっそりジョーブログの動画を点検しているかもしれない。ジョーブログは既に危なさそうな動画を自主的に削除したようだが、「え、こんな動画が?」という意外な動画でBANされることも十分にあり得る。

 

▼罰金になったことを報告するジョーブログ

 

なぜジョーブログはアカBANの危機を告白したのか

 

YouTuber本人がBANされたことを報告せずとも、動画がBANされたことは実際のURLを確認してみれば誰でもわかってしまうことであり、隠しても無駄といえば無駄だ。

しかし第三者が特定のYouTuberのBAN状況を事細かくチェックするというのは面倒であり、YouTuber本人が公表しなければほとんどの人に気づかれないでペナルティ期間を終えることも多い。 

だとすれば、どうしてジョーブログは自らBAN状況を公開したのか。ジョーブログが何も考えずに行きあたりばったりで行動している可能性もあるが、BANされたことを自ら公開するメリットも一応いくつか存在する。

BANを報告する動画は比較的再生数が増えるし、同時にサブチャンネルを活用すればサブチャンの登録者増にも繋がる。また過去には"BANされたこと"を報告することで多くの視聴者に知ってもらい、話題にしてもらうことで間接的に異議申し立てを成功させたケースもある。 

 

▼アカBANを撤回させたKAZUYAの事例 

 

政治系YouTuberとして有名なKAZUYA(当時チャンネル登録者50万人弱)は2018年7月にアカウントをBANされてしまった。

KAZUYAの説明によれば、当初、異議申し立てをするも当たり前のように却下されてしまったというが、別のチャンネルに投稿したBAN報告動画が話題になると、一転して「規約違反はなかったのでアカウント停止は解除します」という内容の連絡が届いたという。

あくまで推測の域をでないが、たくさんの視聴者が関心を示したり、話題になったりすればYouTube運営のもとにもその声が届き、あらためて真面目に審査してくれる可能性があるということだ。誤BANされたのではないかと考えたYouTuberが視聴者に説明して抗議を呼び掛けたりする光景をしばしば見かけるが、要するにそういうことである。

ジョーブログのBANはKAZUYAとは異なり、そこまで誤BAN色が強いわけではないが、年齢制限で済んでいる同様の動画がある以上、異文化の尊重などでワンチャンあるかもしれないということだ。とはいえ、報告動画投稿から10日たった今でもBANが解除されたという知らせはない。

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