YouTubeの新機能「プレミア公開」のメリットがすごい!動画にリアルタイム要素をプラスできるという新たな可能性

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YouTubeの新機能である「YouTube Premieres(プレミア公開)」の提供が始まった。2018年9月10日現在、すべてのユーザーに新機能が提供されているわけではないらしく、今後まもなく提供範囲が拡大されるとのこと。そこで本稿では、今のところさほど話題になっていない「プレミア公開」の可能性について、その「リアルタイム要素」に注目しながら述べてみたいと思う。

YouTubeの新機能プレミア公開とは?

 

2018年6月、YouTubeは新たな機能の導入予定を発表していた。

 

月額課金制の「メンバーシップの拡大」、YouTubeチャンネル上での「グッズ販売」、そして今回取り上げる「Premieres(プレミア公開」の三つだ。

 

gigazine.net

 

プレミア公開(YouTube Premieres)の具体的な機能

事前集客 

・YouTube Liveの予約のように公開時刻を決め、公開前の動画再生ページが形成される

チャット機能

・YouTube Liveと同じリアルタイムのチャット欄が表示される 

Super Chat(スーパーチャット) 

・YouTube Liveと同様に投げ銭機能付きコメントができる 

 

 

大雑把にまとめると、動画をYouTube Liveのような形で公開できるというもの。 

 

プレミア公開の告知がされると、事前に動画再生ページが形成されるので、公開前からチャットができ、スパチャもできる。そして動画公開時刻から終了まで、みんなと一緒にリアルタイムでチャットをしながら動画を鑑賞するということになる。動画投稿者自身がチャットに参加し、視聴者からの質問に答えるなど視聴者と交流することも可能だ。 

 

support.google.com

 

プレミア公開の利点を考えてみる

 

動画にスパチャが可能となることから、プレミア公開の最大の特徴は新たな収益方法だと説明されることが多い。YouTube側もそういう趣旨の発表をしている。

 

しかし、ニコ生やYouTube Liveのようなライブ配信を主に視聴していた筆者としては、「動画にリアルタイム要素をプラスできる」という点に一番の関心を持った。「リアルタイムにみんなで時間が共有できる」ということは、通常の動画にはない新たな価値を生み出す可能性があるからだ。

 

その時間にその動画を見る動機になるかも

 

動画サイトの動画というのは、基本的に「いつでも見られる」ということが利点の一つだ。今日投稿された新しい動画も、2006年に投稿されたような古い動画も、365日24時間、自分の空いた時間に自分のペースで視聴ができるわけだ。非常に便利である。

 

だが動画サイトを利用していると、「この動画、後で見よう」と思ったものの、結局その後に見ることのないまま忘れてしまった、という経験はないだろうか。

 

いつでも見られる」というのは、裏を返せば「いつでも見られるから、いつでも見ない」といった本末転倒のような事態になってしまうこともあるのだ。購入した書籍を積んだままにして読まないことを「積ん読」と呼ぶが、それに近い現象といえる。

 

もし、動画にリアルタイム要素をプラスできる何かがあるとしたら、特定の時間にその動画を視聴する一つの動機になる。 プレミア公開を上手く活用できれば、新たな視聴スタイルを確立できるかもしれない。

 

時間を共有することで生じる一体感と盛り上がりは熱い

 

リアルタイムであることの特徴として「時間の共有」がある。

 

通常、動画を視聴するときは自分のパソコンやスマホの前で一人で見るはずだ。ネット上で同時刻に同じ動画を見る人がいても、その存在を知ることもなければ、当然ながらその人たちと繋がることもない。

 

その一方で、ネットには「実況」という文化がある。

 

ネットの実況文化とは、テレビ番組を自宅のテレビで視聴しながら、同じ番組を見ている人たちとネット上でリアルタイムにコメントのやり取りをしたりすることをいう。

 

2ちゃんねるのような大型掲示板から流行し、ニコニコ動画には「ニコニコ実況」という実況専門のページも存在している。サッカーワールドカップのような大きいイベントがあるときには、ニコ生でも公式の実況番組が用意されたり、ユーザー生放送でも個人で実況放送枠を取り、多数の人間がコメントを共有するためだけに集まる

 

「それの何が面白いの?」と思う人もいる多いはずだが、番組を見た直観的な反応を書き込んだり、自分と同じような他人の感想を見たり、ときには感想どころか「www」や「草」を生やすだけ、もしくはテンプレートなコメントを書き流すだけで何となく楽しいと感じる人がいるというのも事実だ。

 

みんなで時間を共有するということは、感動を共有すると言い換えてもいい。そこから生じる特有の盛り上がりというのは確かに存在するし、みんなで実況している中から誕生した言葉がトレンドになったりすることもある。

 

こうした現象は実況だけではなく、ライブ配信でも似たようなことが日々起きており、リアルタイムに時間を共有しているからこその盛り上がりや一体感によって特定の視聴者集団が形成され、ライブ配信全体に更なる熱量をもたらすということがあるのだ。

 

この熱量というのはライブ配信の強みといえるだろう。

 

その点、今回新たに導入される「プレミア公開」は、動画にリアルタイム要素がプラスできるため、ライブ配信特有の強みをある程度、動画でも再現できるかもしれない。

 

もっとも、プレミア公開のリアルタイム要素は限定的なものだ。それだけでリアルタイムにみんなで時間を共有するライブ配信特有の強みを全て手に入れられるわけではない。プレミア公開では、動画投稿者がチャットに参加して視聴者と交流することも可能だが、ライブ配信と比べれば物足りなさは感じる。

 

しかし限られた環境ではあるが、リアルタイム要素をプラスできるというのも事実。いかに新しい盛り上がりを作れるかは各YouTuberの腕の見せ所ということだろう。今後の展開を興味深く追っていきたい。

 

最後に、2018年9月10日現在、既にプレミア公開を試していた有名YouTuberの動画をいくつか見つけたので紹介。

 

■UUUM所属の人気YouTuberカズさんとも親交があるガジェット系YouTuberドリキンさんの動画 

 

■元チョコレートスモーカーズのまみこ部の動画

 

 

■ニコ動の歌ってみた系出身の天月さんの動画

 

 

 

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