【よっさんの真実】逮捕された森義之容疑者を擁護してみた?

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ニコ生の有名配信者よっさんこと森義之容疑者が7月2日、救急要請など虚偽通報をした偽計業務妨害の疑いで、常総警察署に逮捕されました。しかし、その背後には不可解な点もあります。

 

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「元気な姿」中継しながら119番 容疑で常総の男逮捕 /茨城』(毎日新聞2018年7月3日地方版) 

 

 

逮捕の直接の原因となったのは、森容疑者がニコニコ生放送で配信をしていた今年2月17日の放送です。YouTubeなどには当時の録画が投稿されており、実際の様子も視聴できます。当時の録画を見る限りでは、たしかに森容疑者は虚偽通報のような発言をしていることがわかります。 

 

 

新聞やテレビはもちろんのこと、ネット上でも、森容疑者を擁護する声は皆無の状況で、森容疑者の信奉者ですら「しょうがない」といった見方が圧倒的です。

 

しかし、この「よっさん虚偽通報事件」を詳細に分析してみると、どうも不自然な事実が浮かび上がってきました。本稿では「あえて一石を投じるつもり」で、今回の事件の不可解な点を述べると共に、今後の配信者界に与える影響を述べてみたいと思います。

 

 

森容疑者は「12回」も通報はしていない

 

毎日新聞の記事では、「森容疑者は2012年7月~18年2月に、少なくとも12回の119番」と報道されており、森容疑者が5年半のあいだに「12回」も119番通報をしたと書かれています。

 

このような書き方だと、まるで虚偽通報の常習犯のように思えますが、実際にはかなり語弊のある表現です。

 

フジテレビの「とくダネ!」では、もう少し詳しく報じられていて、それによれば「12回」の通報には、森容疑者の放送を見ていたと思われる視聴者による通報も含まれていると口頭で説明されていました。

 

視聴者による通報には2通りある

 

これはどういうことかと言うと、森容疑者はネット生放送中に泥酔して眠り込んでしまうことがあり、それを見た視聴者が体調不良を心配して119番通報をすることがあるのです。事件のあった2月17日の放送でも、最初の119番通報はそのようにして行われたものでした。

 

それ以外にも、視聴者によるイタズラで森容疑者宅に救急車が呼ばれることもあり、たとえば、2016年4月3日の放送では「よっさんが父親を手にかけた」という視聴者と思われるイタズラの通報があり、その際にも救急車が来ました。

 

これらの通報は森容疑者の放送を通じて行われたものであることから、森容疑者に責任があると拡大して解釈できなくはないですが、少なくとも視聴者が森容疑者の体調を心配した通報は正当な通報ですし、視聴者のイタズラによる通報は視聴者の犯行でしょう。森容疑者の行為とは区別すべきものです。

 

森容疑者は持病がある

 

また、森容疑者自身による通報にも、正当な通報が含まれています

 

森容疑者は後縦靭帯骨化症という難病を患っているほか、糖尿病の持病もあり、昨年末は感染症による体調不良で入院していたこともあります。

 

 

この入院の際にも救急車を呼んでいました。

 

視聴者からは「緊急ではないのだから、救急車ではなく、タクシーを呼ぶべき」といった批判もありました。その批判は確かに正しいです。

 

しかし、膿みをまき散らした布団の横で、飼い猫を抱きながら「もう会えないかもしれない」と泣いていた森容疑者の病状に嘘はなく、少なくともこの通報については、虚偽通報とまではいえないのではないでしょうか。

 

 

 

 

結局、実際の通報は何回?

 

毎日新聞の報道によって、「12回」という数字が一人歩きすることになりましたが、実際に森容疑者が何度の不当な通報をしたのかについて、今のところよくわかっていません。

 

【2018年7月24日追記】今月23日に略式起訴で罰金30万円となったようですが、検察官によって認められた虚偽通報数は、「1回」とのことでした)

 

2月17日の放送では、たしかに森容疑者は虚偽通報のような発言をしましたし、その後に救急隊にひどい罵声を浴びせたのも事実です。日頃の行いにも問題が多く、寝ぼけて自らのポ〇チンをネット生放送してしまうなど、余罪の疑われる行為もあります。

 

しかし、フジテレビの報道によれば「救急要請が多すぎる」ことから、常総警察署が捜査を開始したといいます。

 

だとすると、疑問がわきます。

 

「救急要請が多すぎる」ことを示す「12回」という数字に、森容疑者本人以外の通報が多く含まれるとすれば、それは森容疑者による不当な通報とまではいえなくなり、今回の事件の重大な争点になるはずです。

 

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森容疑者と警察には確執がある

 

実をいうと、森容疑者には逮捕歴があります。 

 

「よっさん 偽札」と検索すれば事件の顛末を書いたサイトが見つかると思います。これは視聴者から現金をもらった森容疑者が飲食店で支払いに使ったところ、それが偽札だったことが判明し、偽造通貨行使の疑いで逮捕された事件です。 

 

森容疑者は23日間の勾留等の末、偽札だと知らずに使った、と判断されて処分保留で釈放されました。(実は7月2日の逮捕直前に、この件で自白に近い発言をしていたため、今回の逮捕はその別件逮捕ではないかと指摘する声もありますが、さすがに行動が早すぎますし、まだ詳細が不明なので割愛)

 

この偽札事件は、森容疑者がネット生放送をしながら寝ているときに、警察がブレーカーを落として家に押し入るという衝撃的なもので、森容疑者の心に深い傷を残しました。

 

 

 

 

 

こうした経緯から、森容疑者は警察に対して強い恨みを持っており、放送中に当時の担当警官の名前をあげて罵倒することもあれば、配信者同士の喧嘩で警察を呼んだ際に訪れた他の警官に対して理不尽に警察批判を始めるなど、たびたび警察とトラブルになっていました。

 

そして実は、偽計業務妨害の疑いがかけられた2月17日の放送でも、泥酔していた森容疑者が救急隊を警察と誤認したことから混乱が生じていたのです。

 

森容疑者の言動に問題があることは間違いないですが、「12回の通報」を根拠とした捜査が果たして正当だったのか、仮に虚偽通報が一度だとすれば警察の判断は変わってくるのか、今回の事件は一見、単純なアホが起こしたような事件ですが、その真相は非常に複雑な問題を抱えています。

 

 

視聴者による通報が配信者の犯行としてカウントされることの危険性

 

最後に、配信者界に与えている影響について触れます。

 

既に述べた通り、森容疑者の捜査の発端となったのは「救急要請が多い」ということですが、その中には正当な通報や視聴者のイタズラによる通報などが含まれていました。

 

配信者本人以外の行為が、配信者の犯行の一部として判断されるのであれば、そうした手法を悪用する視聴者も出てくるかもしれません。

 

森容疑者が「ネット生放送が生んだモンスター」であることについて、疑いの余地はありませんが、森容疑者が被害者であるようなケースについても、森容疑者の責任のように扱ってしまうことは果たして正しいといえるのか。

 

偽計業務妨害は警察の匙加減というところがあり、何度も虚偽通報をしても捕まらない人もいます。とはいえ、虚偽通報によって失われる命があったかもしれず、2月17日の虚偽通報で立件されるならそれはそれで誰も文句は言わないでしょう。しかし「12回の通報」を前提とするならば話が違ってきます。今後の展開は一体どうなるのでしょうか。

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■追記(2018年7月23日)

今月23日、略式起訴で罰金30万円となったそうです。

 

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