【意外にBANされなかったシリーズ】ニコニコ生放送で前代未聞の葬式放送が行われましたが、意外にBANされなかった事例の紹介です。
放送基礎情報
放送日時:2018年3月13日
タイトル:17歳です お葬式を生放送
URL:lv311705380
サイト:ニコニコ生放送
処分内容:処分なし
マジかよ・・・。【ニコ生視聴中】17歳です お葬式を生放送 https://t.co/WVznj2PBSu
— Sa・ga (@Saga_of_GEMINI_) 2018年3月13日
放送内容
今回取り上げる放送は、2018年3月13日に行われた「お葬式放送」です。
放送者はユーザー名"イエローモンキー"という人物。年齢が17歳で、放送履歴を見てみると「宿題放送」もやっていたようなので、おそらく高校生だと思われます。
この高校生配信者の祖父が96歳で亡くなったらしく、その祖父の葬式をニコニコ生放送で配信したようです。
昨今、自由な送り方も増えてきてはいますが、そうは言っても葬式は葬式。葬儀の様子が見知らぬ第三者に向けてネット生放送することについて、反感を覚える人もいるかもしれません。
しかもこの放送の場合、葬儀の終盤、出棺前に棺桶内を花で飾るところで、チラッとおじいちゃんの顔が映ってしまいます。(引用先のツイートには載っていませんが)
おいこれは・・・。
— Sa・ga (@Saga_of_GEMINI_) 2018年3月13日
波紋を呼びそうだ。 pic.twitter.com/ttSlE42iTg
動画配信サイト的に際どい映像だと思いましたが、結果はセーフ。BANになることはありませんでした。
BANされなかった理由を考えてみる
そもそも葬式放送自体がセーフなのかもしれませんが、今回の場合、いくつか好条件もあったので、それについて触れておきます。
1.葬式放送の許可を得ていた。
信じられない話ですが、この高校生配信者は葬式の様子を放送することについて家族に許可を得ていました。
配信者が「許可を得ている」と言うと、実際には嘘であったりすることも多いですが、この放送では親族らしき中年男性から「それYouTube?」と声をかけられるシーンもあったので、おそらく本当に許可を得ていたのでしょう。
葬式が隠し撮りではなく、許可を得ていたものだとすれば、少なくとも迷惑放送ではありませんし、価値観の違いということで済む余地もあるのかもしれません。
2.放送終了後に自発的に放送を削除した
放送が終了してからしばらくたった後、放送が削除されていました。これがBANですと「管理者により削除」となるのですが、「放送者により削除」と表記されていたので、この場合は言葉の通り、自発的に放送を削除したことを意味します。
放送を自発的に削除しても、そのあとでしっかりとBANされてペナルティを受けることが多いですが、今回はその後も新しく放送をできているようなので事後的にBANされたわけでもなさそうです。
自発的な削除が効果的なのか微妙なところですが、やって損はない行為でしょう。
そもそも葬式放送はセーフ? 世の中には葬儀ライブ配信サービスを提供する会社も
この記事を書くまで知りませんでしたが、最近では葬儀の様子をライブ配信するサービスを提供している葬儀社もあるようです。
「定着しつつある お葬式のライブ配信」(VICE JAPAN 2017年5月11日)
こちらは海外の事例ですが、どうやら日本でも実施している葬儀社もけっこうあるようで、「葬式 ライブ配信」で調べてみるとそこそこヒットします。
中には一般の動画配信サイトを活用しているところもあり、意外にBAN対象とならないのかもしれません。
まとめ
BANされなかった理由の検討
1.そもそも葬式放送はセーフ?
2.許可ありならセーフ?
3.放送後に削除すればセーフ?
とはいえ、故人の亡骸というのはショッキングな映像と感じる人も多いので、基本的にはやめておいたほうがいいのではないでしょうか。
(意外にBANされなかったシリーズ その1)