UUUM所属の人気YouTuber桐崎栄二さんが、選挙掲示板に自信の顔写真を貼り付けた件で警察沙汰になっています。そのときの動画が削除前に有志によって転載されていましたが、BANされていました。
桐崎栄二の選挙掲示板事件とは?
桐崎さんが今月23日に投稿した動画で、選挙掲示板に自作自演で顔写真を貼っていたことが問題となっています。
動画の内容は、何者かによるいたずらで自宅周辺に自分の顔写真を指名手配書風に加工されたものが貼られている、といった内容だったのですが、それが自作自演によるものであり、しかも公職選挙法で保護される対象である選挙掲示板にも貼り付けてたいことが問題視されました。
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最初の報道は毎日新聞
この件が実際に警察の捜査対象となっていることが判明したのは、毎日新聞の報道が初出でした。
毎日新聞の記事が投稿されたのが27日の6時以降であり、その時点では既に実際の動画は非公開にされていました。
しかし事前に録画していたとみられるユーザーがおり、YouTube上に転載されている動画がありました。今回のBAN事例は、その転載動画です。
今回のBAN動画基礎情報
投稿日時:2018年2月26日
BAN日時:2018年2月28日?
タイトル:中学生を裁判で訴えます
動画URL:kekUiqE2ZLc
サイト:YouTube
処分内容:著作権侵害で削除(所属事務所UUUMによる申し立て)
今回の削除対応は吉と出るか、凶と出るか
無断で動画が転載されている以上、権利者やその関係者が動画の削除を申し立てること自体は正当でしょう。
また、YouTuber事務所としても、なるべく早く事態の鎮静化をはかるために、転載動画を迅速に削除することも一つの考え方としてはアリかもしれません。
しかし、今回のケースでは大手新聞社が取り上げていること、そしてテレビニュースで映像付きで動画の内容が報道されてしまったこと、これらを踏まえると必ずしも転載動画を削除することが最も良い手段だったいえるのか、という点は議論が分かれるところでしょう。
UUUMがどのタイミングで転載動画に気づき、削除の申し立てを行ったのかは不明ですが、大手メディアに取り上げられてしまった以上、問題の映像自体が既に消しされないものとなっているわけで、だとすれば転載動画を削除すること自体にそこまで大した効果は望めず、むしろ揉み消しと判断されてマイナスのイメージを残してしまうリスクもあります。
何が一番良い対応なのか、タイミングによって対応を変える必要もあるかもしれません。
(BAN事例 その4)